アメリカ滞在型リゾート、フロリダとラスベガス

2.テーマパーク型都市の隆盛

輸送手段の発達は、都市部とリゾート地の距離を縮め、人々は、従来の避暑地に加え、フロリダなどの東南諸州やカリブ海を冬の避暑地として選択肢を広げました。

「昼はビーチで思いっきり遊んで、夜はカジノで一攫千金!」

フロリダでは、ビーチ、プール、カジノ、ショーを組み合わせた、新しい滞在スタイルが注目を集めました。

一方、ラスベガスは、チームスターなどの年金を基盤とした資金流入により、砂漠の中に巨大なテーマパーク都市として急成長を遂げました。大規模ホテルがカジノやショーを満載した新たな滞在型旅行のビジネスモデルを確立し、1960年代には、連邦政府や州当局の介入によりカジノ事業の健全化が進み、ハワード・ヒューズなどの事業家やヒルトンホテルなどの国際的ホテルチェーンが進出。

ラスベガスは、カジノ都市から、家族も楽しめる総合エンターテイメント都市へと変貌を遂げました。スターエンターテイナーの招聘も人気を博し、健全で安全なテーマパーク型滞在観光都市としての基礎が築かれました。コンベンションセンターの拡充やリピーター対策も強化されました。

そして、東のフロリダでは、ウォルト・ディズニーが、オーランドに巨大なテーマパーク都市を築き上げました。

「夢と魔法の王国へ、家族みんなで!」

ディズニーの長期的な計画に基づき、巨大な遊園地と滞在型ホテルを備えたテーマパーク型都市が誕生し、ディズニーの「次世代や孫の代に繋ぐ」という経営思想のもと、これらの都市は総合エンターテイメント機能を強化し、ますます「テーマパーク都市」へと発展していきました。

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