
戦後、軍用機メーカーの旅客機製造への転換や、ライフスタイルメディアによる欧州旅行の宣伝などにより、航空旅行への憧れが高まり、大西洋横断旅行が拡大しました。
「いつかは飛行機に乗って、ヨーロッパへ!」
時間感覚の変化と共に、大西洋航路は定期客船から航空機へとシフトし、パン・アメリカン航空などがサービスを売りに旅客を奪い合いました。
1969年のボーイング747の就航は、航空旅行の「大量輸送時代」をもたらし、航空会社間の競争を激化させました。カーター・レーガン政権の規制緩和は、航空機の大型化とサービス規制緩和を推進し、競争は更に激化。パン・アメリカン航空などの大手航空会社が吸収されるなど、業界再編を促しました。
航空会社は、新たな需要開拓のため、料金体系の多様化、マイレージ制度の導入、ハブ空港の活用など、顧客囲い込み策を強化。規制緩和はカリブ海クルーズの大衆化にも貢献し、クルーズ会社は航空会社との連携を深めました。
カリブ海クルーズでは、全米からの乗客をいかにホームポートに集めるかが重要となり、航空会社はクルーズ乗客を「グループ旅行客」として捉え、クルーズ会社との間で大量予約やチャーター便の手配など、人流を確保する協力体制が構築されました。
多くのクルーズ会社は、社内に航空券発券システムを設け、クルーズ料金に航空料金を組み込むなど、航空業界と連携したロジスティックを構築しました。
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